インプラント治療
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長期的な使用を見据えた安心・安全のインプラント治療
インプラント治療では、術前に必ずCT撮影を行いますが、当院では「ノーベルクリニシャン(DTX Studio)」という高精度のCT解析ソフトを導入し、3次元的な骨の形態を把握します。その上で正確な治療計画を立てることで、最小限の歯肉の切除切開のみでインプラント窩の形成、埋入を行うことが可能です。
インプラントが長持ちするかどうかは、インプラントの埋入方向と深さで決定されます。ガイドサージェリーでない手術ではシミュレーションしたものと方向や深さがずれてしまい、何年か経つと問題が生じてくる場合があります。当院では、治療計画通りにインプラントを埋入するための専用のサージカルテンプレートを作成し、正確な方向、深さにインプラントを埋入いたします。この手術方法は「ガイドサージェリー」と呼ばれます。
「ガイドサージェリー」は、その場だけの処置ではなく、先を見据えた処置です。より高度な処置にも対応が可能なので、他院で断られた場合でも、当院でインプラント治療が可能な場合もあります。また、特別なプログラミングをされた遠心分離器を中心とした「PRGF-Endoret」により、自己血液中の増殖因子のみを取りだして組織再生を促進させるので、早期にインプラントの骨結合が得られ、さらに術後の痛みや腫れがほとんどありません。こうして長期的な予後が見通せる安心・安全なインプラント治療を行うことができます。
4Sコンセプト
- Simple:シンプル
- Small:最小限
- Short:短期治療
- Safe:安全
当院では、患者さま目線で、体にも優しいインプラント治療を行う「4Sコンセプト」を大切にしております。
インプラント治療で骨増生や軟組織移植を行うと、その治療期間中において、患者さまは食生活などに多少なりともストレスを感じてしまいます。ひいては、患者さまのQOL(生活の質・生命の質:quality of life)にも影響を及ぼすのです。
患者さまの日常生活でのストレスを少しでも軽減できるように、当院では、4Sコンセプトに沿って治療期間を短く、低侵襲で行うことを第一目標としております。
当院のインプラントの特徴
ガイドサージェリー
CTデータを元に立てた治療計画通りに、インプラントを埋入するための専用のサージカルテンプレートを作成し、手術を行う方法です。正確な方向、深さにインプラントを埋入することができます。
インプラント治療の予後は、「埋入方向と、埋入深度がすべて」といわれます。フリーハンドで行うとシミュレーションしたものとどうしてもずれてしまい、何年か経つと問題が生じてくる場合があります。そのズレをなくすためには、「ガイドサージェリー」が有効です。その場だけの処置ではなく、先を見据えた処置を実現することができます。
他院で骨移植が必要と診断された場合でも、「ガイドサージェリー」と「ワイドショートインプラント」によって、多くの症例で骨移植しないでインプラント治療が可能となります。
抜歯即時埋入
従来抜歯をした後は、骨が安定するまでインプラント治療を行うことは難しいとされてきました。治療期間が長くなることや、複数回の手術を要することなど、デメリットが多くありました。これらを解消するために、抜歯した当日にインプラントを埋入する技術が確立されました。抜歯後の骨の吸収を進ませずに治療を進めることができます。さらに血漿由来の増殖因子を用いて組織再生を促進させることで、より治療機関の短縮を図れます。
また、前歯のような一日でも歯がなくなっては困る部位には、インプラント埋入と同時にプロビ(仮歯)を入れる即時機能にも対応しています。
しかし、この治療をするためには、インプラントに十分な固定が得られる必要があるので、他の方法での仮歯が必要な場合があります。
ワイド・ショートインプラント対応
ワイド・ショートインプラントは、文字通り太くて短いインプラントを使用します。既存骨を最大限に利用することで、低侵襲かつ短期間治療を実践する、新しい治療方法です。
従来インプラントは直径4.0㎜、骨内長10㎜以上のインプラントが標準でした。天然歯の力学とインプラントの力学を同様ととらえ、細くて長いインプラントを挿入し、大がかりな外科的手術をすることが、これまで一般的だったのです。しかし、天然歯とインプラントは力の分散が違うので、太くて短いものでも対応できることが分かり、その結果、現在は長さ8㎜以下のショートインプラントが普及するようになり、大がかりな手術は必要なくなくなります。
また、インプラントをやや深く埋入することで骨が下がりにくい特徴もあり、注目されています。
他の歯科医院で、1年以上などの長期の治療期間をご提示された場合などは、是非当院にご相談ください。
インプラントのQ&A
- インプラントの適齢はありますか?
- インプラントは骨に埋め込むものですので、骨の成長期は治療を避けたほうがよいでしょう。骨の成長が落ち着いた16歳前後から、ご高齢の方まで、健康状態に問題がなければ十分に可能です。
- インプラントはどれくらい持ちますか?
- 適切なメンテナンスを継続することで、20年以上機能し続けています。
- 手術が怖いのですが・・。
- 麻酔をしますので痛みは極力抑えることができます。術後の痛みは抜歯よりも少ないことがほとんどです。それでも怖いという方には希望により麻酔科医による筋肉内鎮静法を行います。全身麻酔とは違い、意識はありますが、寝ているような気分のうちに手術が終わります。
手術時は、入院の必要がない場合がほとんどですので、通常の生活をしていただけますが、術後は安静を心掛けてください。 - インプラントに使用されている金属で、体に影響はありませんか?
- インプラントに使用する金属はチタンです。チタンは生体親和性が高く、骨と結合しやすく、生体内で変化の少ない金属です。研究などで安全性も確立されています。